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【フランスの衛生環境】パリの街・トイレ事情・ARSについて解説

フランス
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海外移住で気になる点の一つに衛生環境があると思います。
日本は綺麗なトイレを無料で普通に使えますし、国民の衛生意識は高いと言えるでしょう。

とはいえ、同じ先進国であるフランスも日本と同じくらい綺麗でしょ?と思う方も多いのではないでしょうか。
実は、洗練された街並みの印象が強いフランスの衛生環境は、日本よりも高いとはいえないのです。

その理由を解説していきます。

パリは犬の糞だらけって本当?

パリは意外にも道のそこかしこに犬の糞が落ちていることで有名です。

最近は、糞を放置したら罰金がとられるようになったそうですが、犬の糞が落ちていることに変わりはないようです。

また、タバコのポイ捨てや街中で感じる不快な臭いも日本よりひどく、パリはきれいというイメージからは遠そうです。

知らないで行くとがっかり・・・フランスのトイレ事情

フランス人が日本に来て感動したことの一つに、トイレの綺麗さを挙げているのをよく聞きます。

日本ではトイレに困ったら近くのコンビニや施設などですぐに済ませられますが、フランスではそうはいきません。

フランスで家やレストラン以外できれいなトイレを使おうとするとたいていお金がかかります。

駅やデパートのトイレは有料が多く、70~200円程度がかかります。

無料の公衆トイレは大きな通り沿いに設置されていますが、綺麗とは言い難く、ペーパーが切れていることや壊れていることもあります。

フランスでおでかけする際は、カフェや美術館に行ったときにトイレに行く習慣をつけておき、トイレットペーパーがない場合に備えて流せるポケットティッシュを常備しておくといいですね。

フランス人は毎日お風呂に入らないって本当?

フランス人は湯船につかる習慣がなく、バスタブがついていないアパートも多いです。

もちろんシャワーは毎日浴びますが、髪の毛は毎日洗わず週3回程度しか洗わないのが普通なようです。

髪の毛を毎日洗わない理由として、フランスの水道水は硬水のため髪の毛が傷むこと、フランスは日本のように湿度が高くないためべたつきにくいことがあげられます。

そして、驚きなのが顔や体も毎日洗わない人がいるということです。大半の人は毎日洗っているようですが、毎日洗わない人は不潔、という日本の常識は通用しないようですね。

フランスに保健所はある?

日本では、地域の公衆衛生や住民の健康増進を保健所が担っています。

例えば、事業所の営業許可、食中毒の調査、感染症予防対策などです。

フランスに日本の保健所のような施設はあるのでしょうか?

フランスにおける、日本の保健所と似たような働きを持つ機関は、「地域圏保健庁(ARS:Agence Régionale de Santé)」という行政機関です。
ARSは地域圏ごとに設置され、公衆衛生と地域の医療サービス供給の規制という2つの大きな役割があります。
具体的な業務内容につていは割愛しますが、ARSという機関は2010年に設置され、フランスでも地域圏の特性に合わせた保健が重視されてきていることがわかると思います。

まとめ

お風呂・トイレ事情から、フランス人の普通は日本人の普通とは違うということがわかると思います。

これも文化の違いといえるかもしれません。

フランスに行く前には、衛生環境が日本より高くないことを頭に入れて置き、除菌ジェルなど準備をしていくといいでしょう。

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