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【2024年版】フランスの住みやすい街ランキングTOP10

フランス
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Villes et villages où il fait bon vivre en France協会が発表しているフランスの住みやすい都市ランキングがあります。

このランキングは統計データを用いて、安全、教育、健康、交通、レジャーなどを含む198個の基準で順位付けしています。
多様な観点で評価されているため、総合的な住みやすさを表してると言えます。

2024年のランキングは以下の通りです。

  1. アンジェ(Angers)
  2. バイヨンヌ(Bayonne)
  3. ビアリッツ(Biarritz)
  4. アングレ(Anglet)
  5. アヌシー(Annecy)
  6. ロリアン(Lorient)
  7. レンヌ(Rennes)
  8. ラ・ロシエル(La Rochelle)
  9. ブレスト(Brest)
  10. ロデス(Rodez)

ここで、フランスの行政区分について、簡単に補足します。

フランスには18地域圏があります。
地域圏は、日本の場合は関東地方などの地方、外国では州にあたります。

地域圏で構成されます。
フランスには全部で101の県があるため、日本よりも一つひとつの県の面積は小さいです。

はさらに郡>小群>市町村(コミューン)の順で細分化されます。

今回のランキングに登場するのは、市町村(コミューン)規模です。

1位 アンジェ(Angers)

アンジェ(Angers)はフランス西部の内陸の都市です。

大学が複数あり、学生の多い街として有名です。
アンジェ城を代表とする歴史的建造物が残っています。

主要都市へのアクセスは便利で、ナント(Nantes)という都市まで普通列車で約40分で、レンヌ(Rennes)まで普通列車で約1時間半で移動できます。

地域:ロワール地方
気候:海洋性気候。年間を通して適度な雨が降り、夏は暖かく晴れる。
パリからの距離:300km
・車で約3時間
・TGV(高速鉄道)で1時間半
見どころ:アンジェ城

2位 バイヨンヌ(Bayonne)

バイヨンヌ(Bayonne)はパリからは遠く、スペインとフランスの国境近くのバスク地方と呼ばれる地域にあります。

バスク海岸のリゾート地に近く、世界遺産に登録されたサント=マリー大聖堂や博物館、美術館、闘牛場など見どころが多い都市です。

地域:ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏
気候:西岸海洋性気候。夏は涼しく、冬は比較的温暖で一年を通して過ごしやすい。
パリからの距離:770km
・車で約8時間
・TGV(高速鉄道)で約4時間
見どころ:サント=マリー大聖堂

3位 ビアリッツ(Biarritz)

ビアリッツ(Biarritz)は2位のバイヨンヌの近くに位置する町です。

リゾート地として有名で、イギリス女王ヴィクトリアなどの王族が訪れたこともあるそうです。

地域:ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏
気候:西岸海洋性気候。夏は涼しく、冬は比較的温暖で年中過ごしやすい。
パリからの距離:776km
・車で約8時間
・TGV(高速鉄道)で約4時間
見どころ:グラン・プラージュ

4位 アングレ(Anglet)

アングレ(Anglet)は2位のバイヨンヌと3位のビアリッツの中間に位置する町です。

長く続く海岸では、多くの人が海水浴をしたり、サーフィンをしたりして賑わいます。

ビーチの近くにはマツの森林地帯が広がり、サイクリングや乗馬などのアウトドアが人気です。

地域:ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏
気候:西岸海洋性気候。夏は涼しく、冬は比較的温暖で年中過ごしやすい。
パリからの距離:776km
・車で約8時間
・TGV(高速鉄道)で約4時間半
見どころ:愛の部屋の洞窟(La Grotte de la Chambre d’Amour)

5位 アヌシー(Annecy)

アヌシー(Annecy)は「ヨーロッパの最も美しい湖」として知られるアヌシー湖と山々に挟まれた自然豊かな街です。

旧市街は絵本に出てくる街並みのような華やかさがあります。

湖や雪山から近いため、水上スポーツウィンタースポーツに絶好の場所ともいえます。

地域:オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ
気候:海洋性気候。夏は温暖だが、冬は日中でも気温が一桁台で雪も降る。
パリからの距離:560km
・車で約5時間半
・TGV(高速鉄道)で約4時間
見どころ:旧市街、アヌシー湖

6位 ロリアン(Lorient)

ロリアン(Lorient)は第二次世界大戦で爆撃を受けた場所であるため、戦後に建てられた近代的な建物が立ち並ぶ街です。

戦時中にドイツ軍によって建設された潜水艦基地があり、現在はケロマン潜水艦博物館として一般に公開されています。

地域:ブルターニュ地域圏
気候:海洋性気候。年間を通して温暖で、夏は乾燥して晴れ、冬は温暖で湿潤。
パリからの距離:503km
・車で約5時間
・TGV(高速鉄道)で約3時間半
見どころ:ケロマン潜水艦基地

7位 レンヌ(Rennes)

レンヌ(Rennes)はフランスでパリの次にIT企業が集中している都市で、ICT分野の研究所も多くあります。

芸術・文化の中心地でもあり、毎年音楽祭や映画祭が行われ、コンサートホールやオペラ座が集まっています。

交通の便は非常によく、パリやリヨンなどの主要都市まで列車や飛行機で行くことができます。

地域:ブルターニュ地域圏
気候:海洋性気候。夏は温暖だが、冬は日中でも気温が一桁台で雪も降る。
パリからの距離:355km
・車で約3時間半
・TGV(高速鉄道)で約1時間半
見どころ:パルルマン

8位 ラ・ロシエル(La Rochelle)

ラ・ロシエル(La Rochelle)は中世時代からヨーロッパの重要な港町として漁業や貿易を行ってきました。

現在でも古い建築物が残り、映画のような趣のある美しい街並みを見ることができます。

地域:ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏
気候:海洋性気候。年間を通して温暖で、夏は乾燥して晴れ、冬は温暖で湿潤。
パリからの距離:470km
・車で約5時間
・TGV(高速鉄道)で約3時間
見どころ:旧港

9位 ブレスト(Brest)

ブレスト(Brest)はフランス本土の西端の半島に位置する港湾都市で、軍港として長い歴史があります。

フランス海軍の所有するブレスト城は、現在は国立海洋博物館になっており、船の模型などが展示されています。

地域:ブルターニュ地域圏
気候:海洋性気候。夏は涼しく過ごしやすい一方、冬は寒く曇りの日が多いため日照時間が少ない。
パリからの距離:590km
・車で約6時間
・TGV(高速鉄道)で約4時間
見どころ:国立海洋博物館

10位 ロデス(Rodez)

ロデス(Rodez)は南フランスの田舎町でありながら、ノートルダム大聖堂や博物館・美術館があり観光地として注目されている街です。

ロデスの歴史は古く、ローマ時代には帝国に占領されていたことの証に、街の中心部には当時の遺跡が城壁として残っています。

近年は交通が整備され、地方都市からの電車・車でのアクセスがしやすくなっています。

地域:オクシタニー地域圏
気候:地中海性気候。夏は日差しが強く乾燥し、冬は夏よりも多くの雨が降り寒いです。
パリからの距離:660km
・車で約6.5時間
・IntercitesとTER(長距離列車)で約7.5時間
見どころ:ノートルダム大聖堂

まとめ

Villes et villages où il fait bon vivre en France協会が発表しているフランスの住みたい街ランキングTOP10の街を紹介しました。

これらの街や都市は、住むのに快適なだけでなく、文化、芸術、歴史、自然といった観点から見ても、魅力的な街というのが共通しています。
とくに、港湾都市やビーチのあるリゾート地など、海辺の街が多くパリから遠い街が多い印象でした。

フランスはパリやニースが有名ですが、他にも見どころのある街がたくさんあります。

以下の記事ではフランス各地の料理や自然、観光地などを紹介していますので、ぜひ読んでみてください。




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